1968年（昭和43年）に西日本一帯で発生した食中毒事件（カネミ油症事件）はダイオキシン類「PCDF」（ポリ塩化ジベンゾフラン）という猛毒物質がカネミライスオイル（米ぬか油）に混入したことで、数万人の被害者を生み出した。皮膚をはじめ、全身に症状が現れた。
　国（厚生省･当時）が初期対応を誤り、事件から56年経過した今も解決しないままだ。
　カネミ油を口にした本人だけでなく、子や孫の世代にまで被害が広がっている。全てのカネミ油症被害者のために、今何ができるだろうか・・・

　【制作スタッフ】
監督･プロデュース：稲塚秀孝
撮影：稲塚秀孝　古巣靖彦　濱本翔　

【出演者】
語り：松﨑謙二　円地晶子　菅原あき

2024年制作／86分／ドキュメンタリー／日本映画
配給：タキオンジャパン

図書館向け本体価格　18,000円 (税別）