テクノロジーを駆使する太陽の王国のクラエと、自然との結びつきを大切にする月の王国ブルーオの二人の秘密エージェントは、巨人によってその存在を脅かされる魔法の森に派遣されている。クラエはオオカミにキツネのしっぽ、ブルーオはクマにライオンのしっぽ、ホタルの目を持つ不思議な姿をしている。二人は正反対の世界からやってきて、全く異なる文化を持ち、一世紀にわたって対立を続けていた。二人が探しているのは、森を救うという「ペルリンプス」だ。光として森に入り込み、様々なエネルギーをもたらした。しかし巨人の支配が始まり、だれもがペルリンプスの存在を忘れてしまっていた。反発しながらもペルリンプスの手がかりを探して、二人は協力し合うことにする。音と光に導かれ、たどり着いた場所にはカマドドリのジョアンという鳥の姿をした老人がいた。老人はかつて巨人だった時のことを二人に語り始める。そしてペルリンプスに呼ばれてこの森に帰ってきたことも…。老人は家へ帰るよう二人を諭し、「出会いの場」へと導く。最初に出会った場所に戻り、ペルリンプスを探し続ける二人に、突然巨人のサイレンが鳴り響く。残された時間はもうない。大きな波が森を破壊し飲み込もうとしていた…。そして物語は思いがけない結末にたどり着く。そこに隠された現代への問いかけとは?
【キャスト】
※()内は吹替声優
クラエ<太陽の王国>:ロレンゾ・タランテーリ(前田佳織里)
ブルーオ<月の王国>:ジウリア・ベニッチ(大橋綾香)
カマドドリのジョアン:ステーニオ・ガルシア(菊池康弘)
【スタッフ】
監督・脚本・編集:アレ・アブレウ
音楽 :アンドレ・ホソイ
上映時間:80分 / 製作:2022年(ブラジル) /
配給:チャイルド・フィルム=ニューディアー
カルチュア・パブリッシャーズ
図書館向け本体価格 16,000円 (税別) |
館内上映 | 個人館内貸出 | 個人館外貸出 |
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(C)Buriti Filmes, 2022